ウォードレス用武装・1


アサルトライフル


アデレイト・アサルトライフル
 名門、工清高校の開発した突撃銃。
口径は12.7mm。弾倉はマガジン式。
 銃本体の上に弾倉をつけるユニークな装弾法をとっている。
 重量36kg。銃床はブラスチックの折り畳み機能付き。
弾倉はボックス式でポケットオン可。

 片手射撃の命中精度は恐ろしく低く、実用にならないため
両手で持って射撃する。
 熊本では高校の標準装備として広く装備され
120000丁近くが運用されている。



手榴弾


96式手榴弾
 グレネード。重量が6kgもある。
その分爆発力は十分で、軽装甲の敵ならほとんど1発で戦闘不能に出来る。
 常識的なパイナップル型。炸薬300g。
ポケットオン可。

 指向性が高く、空気爆弾として狭い範囲を爆発燃焼させる甲型と
広範囲に刃物のような破片をばらまき、非装甲の存在に莫大な打撃を
与える乙型がある。

 通常戦闘で一般兵は出撃の際に2発、本グレネードを装備して出撃する。



煙幕手榴弾


82式煙幕散布器
 ポケットオン可。手投げタイプの煙幕散布器。
約5分間に渡ってレーザーを無効化する煙を吐き続ける。
 微風状態なら20秒で約80mくらいの煙幕地帯(光学センサー無効地帯)を
生み出す能力がある。

 レーザー発振機を積んだ幻獣出現後、本装備の
重要性は増し、次第に標準装備化する。

 南高校の夜襲隊が昼間出撃する際、頻繁に用いられている。



超硬度カトラス


超硬度カトラス
 標準装備の一つ。刃渡りは40cm。
 ゆっくりと湾曲している。
超金属ヒヒイロカネの鍛造製品である。
 形はカトラスだが製法は日本刀そのものであり
優秀な使い手なら鉄を紙の様に切り裂くことが出来る。

 主に儀礼に用いられるため、鞘とともに金と模造品の宝石で飾られている。

 戦車部隊は標準装備として、軍刀の代わりに持っている。



ヘビーマシンガン


 班(6人)に1丁装備する小隊機関銃
口径20mm。ガトリングタイプ。
 弾倉はベルト式で背中のアタッチメントに装備する。
 大きさなんと200cm×60cm×60cm
両手に持ち、廃莢の関係上銃を手に下げて、低位置射撃する。

 射撃の反動は大きく、ずっと射撃していると後退してしまうほど。
 通常、本機関銃で形成した濃密な弾幕援護を傘に、他の兵士が前進する戦法を取る。
 重量は100kg前後だが弾薬は700kgを超す。
 合計2600丁余りが生産されている。



サブマシンガン


94式小隊機関銃
 口径7.7mm。サブマシンガン。
前面4重ドラム弾倉式。重量は16kg。
別名豆鉄砲。射撃音もタタタタと、軽い。
旧時代のトンプソン機関銃を思い出させる。
 弾倉が旧態依然のドラム式である理由は、大戦中のそれとは違い
交換がワンタッチで弾薬数を多くすることに成功したからである。

 ポケットに増設ラックをつけて、弾薬を携行できる手軽さも幸いした。
 片手で射撃できる点も高く評価されている。
 敵の移動を阻害する弾幕を張り、近接戦闘使用も可能と言う点で
重宝され、偵察部隊の標準装備として、また近接戦闘を想定とした部隊では
突撃小銃の携行数を減らして本銃を装備した。



レーザーライフル


99式熱線砲。
 レーザー兵器。対戦車ライフルかスナイパーライフルのように
長くて細い銃身を持つ。
 冷却の関係上、単発発射式で、再チャージには12秒時間がかかる。
 バッテリー容量は30射分。
霧やかすみのない状態なら、6000mの射程がある。

 破壊力は1秒の照射で8cmの防御装甲板を射抜く。連続1秒まで照射可能。
 殺傷力のあるレーザー光線は人間の目には見えないため、視認用に
同軸で2cmずれた単なる可視光線も発射している。
(銃口が二つある様に見えるのはこのため)
 可視光線は青タイプなど、学校により違う可視光線が
照射1秒前に先行照射される。

 本来ありえない、外世界からの流出技術の産物。

 開発後は煙幕に弱いとか、天候に左右されやすいなどの弱点を抱えつつも
軽くて強い長距離砲として全校のスナイパー部隊に配備されている。



40mm高射機関砲


40mm高射機関砲
 第2次防衛戦争直前に完成し、以後60年以上も小改良を続けながら
使われている北欧製の傑作万能機関砲の国産版を南高校で独自に
改良し、最新の照準器をつけたもの。
 機関部分はほぼ原形のままであるという事実が、原形の驚異的なまでの
優秀さを、物語っている。

 角度90度で9000mまで弾丸を打ち上げる性能を持つ。
照準は光学センサー&レーダー併用型の小型ユニット。
 使用される弾丸は改良され、現在では近接信管をつけた炸裂弾か
硬化テクタイト徹甲弾が用いられている。

 南高校では地上戦用に榴弾やナパーム弾、少数量産されていた。
 ウォードレスの対戦車装備から、ケルビムの主/補助武器、対空銃座まで
幅広く使われる。

量産数は全世界で28万門以上



ロケットポッド


96式多弾頭ロケットポッド
 小型の弾頭を大量に戦域にばら撒くという地雷散布や
密集地帯への制圧射撃に用いられる非誘導型の推進兵器。
巨大な箱型となっており、通常背中に装備する。
射程1500mだが、命中精度はかなり悪い。
 威嚇用の閃光弾や道路破壊弾を装備する事もある

 体を約30度傾けて、カバーを爆破して切り離し背中越しに発射
約400mを上昇した後に一斉に軌道変更して弾頭分離、着弾する。
 対幻獣戦では敵の移動を誘導したりするために使用されることもある。
量産数は少ないが、これはコストの高さが災いして装備部隊が
限られているからである。



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