幻獣一覧
ゴブリン (S目標) 鳥脚属 走鳥科
小型幻獣。古代の結界を持つ熊本以外では大型幻獣に
率いられ、12000から15000の群れを作って実体化する
身長1m 体重24kg いびつな人型
一つ目。手足の長さがほとんど同じであり、軽快な運動性能と
キックを武器に戦闘を行う。
主戦術は一人に兵士に2〜30匹が一斉にジャンプして取り付き
よってたかって滅多蹴りにする。
とは言え、飛び道具は持っておらず、ザコであることにかわりはない。
甲高い声によって通信/威嚇する
「キョーキョキョキョキョォォォォ!」
ゴブリンリーダー (S目標) 鳥脚属 走鳥科
小型幻獣。ゴブリンの群れの中に2000〜3000存在する。
身長2m、体重160kgでいびつな人型をしており、ゴブリン型の
倍以上の大きさがある。
一つ目。手足の長さがほとんど同じであり、走行時は手を脚のように
利用して高速移動する。
ゴブリン達の先陣を切り、トマホークを投げながら、突撃を行う。
(トマホークはリーダーの手で無限に実体化する)
戦闘力は高く、戦争序盤の歩兵部隊では2年生以上でなければ
単独での戦闘は禁止されていた。
兵士を生け捕りにし、辱めて、その仲間の兵士達が怒りに我を忘れてから
来るのを待つ習性がある。
ナーガ (M目標) 直脚属 光砲科
身長12m、体重18tで、殺した人の顔をナーガ自身の頭部に描写している
中型幻獣。動が異様に長いのが特徴である。
大型幻獣に率いられ、500〜800の群れを作って実体化する。
いずれも美しい微笑を浮かべている。体全体に合計17個の目を持つ。
巻き付きと、額と体の側面にある目からのレーザー照射が基本武器。
その側面を向けての長距離戦闘が基本戦術であり、軽装部隊では
甚大な被害が出る。
目はあまり良くなく、代わりに熱源センサーを発達させている。
ゴルゴーン (M目標) 鳥脚属 擬竜科
背中に90発の生体ロケットポッドを保有し、ブロンズ色の肌を
持った4脚の中型幻獣。
擬竜科全体の特徴として、後ろ足のほうが長く、前傾姿勢を取っている。
接近戦は頭からの体当たりしか保有していないという、長距離支援型幻獣である。
濃密な弾幕を形成し、敵歩兵部隊に攻撃を行う。
1200万体以上が実戦で確認されている。
ミノタウロス (M目標) 鳥脚属 擬竜科
ゴルゴーンの派生型である中型幻獣。
擬竜科でありながら、再び二脚化の方向に進んでおり、戦闘時時では
立ち上がり、前脚を棍棒のように打突武器として使用する。
腹面には外骨格属装甲科の小型幻獣<バカ>が群生しており
中距離戦では一千を越える兵隊バカが切り離され、生体ミサイルとして
敵を追尾、着弾して強酸をまき散らす。
その一方で背中の生体ロケットポッドはなくなり、その痕跡のみが残っている。
性能自体はたいしたこと無いが、今戦争初の戦車戦を前提とした幻獣である。
ゴルゴーン群の外周に存在し、ゴルゴーンを守って迫り戦車部隊と戦う。
100万体程度が実戦で出現しており、熊本方面では1万体前後が確認されている。
キメラ (M目標) 直脚属 光砲科
4つの頭を持つアン・シンメトリーな中型幻獣。
頭一つにつき、3つの目を持つ。胴体前面に3つの頭を持ち、尾の部分に
1つの頭を持つ。
この4つの頭の内、3つまでは脳のない<偽脳>であり、擬似的な可動砲台
としての機能しかない。
長い尾の先につく頭は非常に自由度が高く、ほとんどの方向をカバーできる。
武器は、各頭からのレーザー。
頭一つにつき2本の中口径レーザー発射眼を持つ。
残り一つの目はセンサーとしての機能しか持っていないでようである。
対戦車専用の幻獣であり、歩兵戦ではあまり有効ではなかった。
強武装の割に、体の大きさはコンパクトにまとめられており、また直脚属の中では
割と俊敏な方で、また他のキメラと組んで陣形を編成し、組織的に射線を
集中させる事が可能である。
防御力も高く、ここに至って人類は量だけではなく、質的にも優位を奪われたのである。
Gタランテラの後継としてスキュラとともに急速にその数を増やし
確認数は全世界で12億といわれる。
ヒトウバン (S目標) 外骨格属 浮殻科
切り取った人の頭を前面に張り付けて飛ぶ浮殻科の小型幻獣。
群れを成して低空を高速で飛び、新たな犠牲者をその歯で食いちぎる。
歯は、元々の犠牲者のものとは違い、小さな外骨格属が寄生しているようである。
幻獣がよくやるように切り取った人の頭は生きており、殺して殺してと叫ぶ。
確認数は全世界で20万以上といわれる。
きたかぜゾンビ (M目標) 非骨格群体属 寄生科
戦闘ヘリ<きたかぜ>の残骸に寄生し、再生した幻獣側のヘリ。
寄生再生した部分が有機体になっている。
性能その他はきたかぜに準じる。
確認数は全世界で200.
スキュラ (M目標) 外骨格属 浮殻科
対戦車戦を主任務とした中型幻獣。
空飛ぶ要塞とも言われ、今後出現数が増えるにしたがって、日本中を
火の海にするであろうと予感させる新型幻獣である。
出現してまもない幻獣であるため、まだ兵器としてみた場合、各部に未熟な点が多いが
それでも総合的には従来の幻獣を大きく上回り、幻獣軍の切り札として対戦車戦に使われている。
全長30mほどの長い尾ひれを持つ。
生体飛行船の表面に、7種の肥満した小型幻獣の上半身が寄生している。
これら小型幻獣はいずれも生体レーザー/生体ミサイル保有型の幻獣であり、スキュラから
強力なエネルギーを供給されることにより、通常よりはるかに強力な弾幕を
張ることが可能である。
主武器はその巨大な目から発せられる大出力生体レーザーである。
長い尾は姿勢安定に使用されている模様。
移動速度は速いとは言えないが、ミノタウロスやキメラの進軍に十分に耐える事ができる。
確認数は現在200前後。今後増大される事が予測されている。