日本ソックスハンター協会読本


靴下は愛である。 B

靴下はもっとも美しい愛の形である。 岩田

愛を、伝えたい。 中村

狂おしいまでのこの愛を。 遠坂


 日本ソックスハンター協会は1901年、アメリカのオリバーウィルソン
D・A・ルグウェール博士が設立した白い靴下財団がその原形である。
 色付きと当時流行っていたストッキングを否定し、白い靴下の
保護と世界平和を訴えた。
 
日本では1912年に米国留学した赤沢小説がこの思想に共鳴、日本城靴下旅行団社を
設立、2度の大戦争を乗り越えながら、今に至る。
 会員数は12万8千名。会長は不明。
 組織は閉鎖的で、会長は常に暗殺を恐れてその姿を隠しているため
その組織は本部の場所を含め、つねに秘密の薄いヴェールで包まれている。

 1985年に起きた輸送機からの大量靴下投下事件、通称血の7月事件を
契機に全国の風紀委員会によりその神聖な教義は非合法化され
地下に潜った。

 現在は高騰した靴下を買い集める者と、金のためにそれを集める
「ソックスハンター」に別れ、さらにその中でももっとも過激な一団が
同じく非合法化された同好会系組織…美食ハンターや怪奇ハンターと共に
女子風紀委員会と対決する国際ハンター団(通称IHG)の3つに分かれている。


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